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なぜ日本ではお祭りやお祝い事で赤飯を食べるのか?秋の色彩豊かな伝統とその地域差を探る

お赤飯

神無月と神在月

神様の会議「神議(かむばかり)」

秋はお祭の多い季節です。春から秋にかけての収穫を神様に感謝してお祝いするお祭りから無病息災を願うお祭り、秋に収穫したお米や野菜、そしてお米を醸した御神酒をお供えして行われます。

 

そんな秋ですが、日本の10月は「神無月」もしくは「神在月」と言います。全国の神様が10月に島根県の出雲に集まってしまうので、出雲地方だけが「神在月」と呼び、その他の地域は「神無月」となります。全国から集まった神様は「出雲大社」に集合し「神議(かむばかり)」という会議をして、翌年の人々の運気やご縁について話し合うそうです。神社を参拝する時にお願い事の前に心の中で名乗った方が良いと言われるのは神様に「誰が何を願っているのか」「どんな縁が欲しいのか」をお伝えする意味もあるのでしょう。

 

神無月(10月)のお祭り

そんな神無月ですが、9月から10月にかけて「お祭り」が多い時期だったりします。「神様が不在なのにお祭していいの?」と疑問がでそうですが、実はこの「10月」は旧暦(太陰暦)の10月のことで、現在の新暦(太陽暦)ですと10月後半から12月前半(その年によって異なる)に当たり、現在の10月は旧暦ですと「長月」に当たることが多いので、これから出雲に出かけらえる地元の神様に先に今年の感謝と願いを伝える為に10月にお祭りが多くなっています。

 

おすすめの秋祭り10選:

地域 お祭り・開催時期
北海道・東北エリア まりも祭り
10月8日〜10日
盛岡秋まつり
9月14日~16日
関東エリア 東京よさこい
10月7日〜8日
前橋まつり
10月7日〜8日
中部・中四国エリア 片貝まつり
9月9日〜10日
阿智神社秋まつり
10月14日〜15日
関西エリア 岸和田だんじり祭
9月16日~17日
10月7日~8日
時代祭
10月22日
九州・沖縄エリア 伊万里トンテントン祭り
10月19日~22日
那覇大綱挽まつり
10月7日(土)~9日(月)

 

参照「Trip.com 2023年全国の有名な秋祭り10選!見どころや開催情報を徹底解説」

 

 

お祝い事に「赤飯」

神様にお供えするお供物のことを「神饌(しんせん)」お供えする行為を「献饌(けんせん)」と言います。最上級のお供えは「お米」であり「生米」「洗米」「炊いたお米」「お赤飯など調理したお米」の他に収穫した旬の野菜や魚が供えられます。なお、四つ足の肉類(牛豚など)は神饌には使われません。

 

赤飯の「赤い色」には「邪を払う」と古くから信じられてきて、お祝い事や節目の事、お祭で赤飯が振舞われるのにはそういう理由があります。

 

始まりは古代米の赤米と言われ、いつしかもち米に小豆などから取った赤色を付けるものに変化していきました。

 

→関連ブログ「お彼岸とおはぎ」

 

全国のお赤飯

赤飯

あずき赤飯

あずきの煮汁をもち米に吸わせてから煮たあずきと一緒に蒸して作られる一般的なお赤飯。

 

ささげ赤飯

主に関東で作られるお赤飯。小豆は煮ると腹がぱっくり割れることが切腹を連想させると忌避され、小豆に似ていて割れにくいささげを利用して作られるお赤飯。

 

落花生赤飯

主に千葉県の落花生の産地である八街市で食べられてきた郷土料理。落花生を薄皮ごともち米と一緒に炊き上げたもので、落花生を甘露煮にしてから作る作り方やや、小豆と一緒に炊く作り方など各家庭で様々な調理法がある。

 

落花生

 

醤油赤飯

新潟県長岡市に伝わる「長岡赤飯」。発祥については所説あり、どれが正しいかは不明だが、有力な説として昔は赤色を付ける小豆やささげが採れなかったから赤色を醤油で着けたという説や、単純に醤油の産地だったからなどがある。

 

作り方は茹でた金時豆ともち米を醤油、砂糖、みりん、酒、塩などで炊き上げる甘じょっぱい味付けの赤飯。

 

 

いも赤飯

北陸地方に伝わるいも赤飯。日本で芋と言えば古来からあるサトイモのことで、親芋から子芋に更に孫芋と連なるサトイモは子孫繁栄の象徴として大切にされてきた。作り方は普通の赤飯と途中まで一緒で蒸し上げる時にサトイモのころ煮を一緒に入れて蒸し上げる。

 

→関連ブログ「「サトイモ」6つの健康効果」

 

ざるに乗ったサトイモ

 

甘納豆赤飯

北海道で広く伝わる甘納豆で作る赤飯。所説あるが札幌の学校法人「光塩学園」の創設者で初代学長の南部明子先生が「忙しい主婦に楽をさせてあげたい」と米を炊いて甘納豆を混ぜて食紅で着色する「甘納豆赤飯」を考案したと言われている。その後ラジオ新聞などのメディアにより北海道内に広まっていったと考えられる。

 

函館のお赤飯

 

三色赤飯

 福岡県の一部で見られる三色の赤飯。発祥は「愛嬌挨拶(えいぎょうえいさつ)」というお祭り。この地方の初代藩主が浪人時代に赤飯と菊のなますでもてなしを受けたのが始まりで、お祭では升に持った赤飯を持って子供たちが各家々を巡るそうです。その赤飯と菊をモチーフにして生まれた三色赤飯。赤は赤飯、白は白飯、黄色は菊をイメージしてクチナシで色付けしたご飯です。

参照「Rassic 「もはや幻?三色赤飯とは」」

 

まとめ

赤色には「邪を払い」人々が健康にいられるような願いがこもった物です。秋祭りやお祝い事だけでなく、普段からも食べて「悪いことを遠ざけ」幸せを祈っていきましょう。

 

お茶碗に盛られてお赤飯

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