昨年の「人手不足×付加価値向上=楽しい外食」に続き、グローバル東亜さん主催の業務用冷凍食品の展示商談会に、取引先である松戸萬味さんに招待して戴いて参加してきました。
今回の展示会のテーマは「美味しい冷食・役立つ冷食」。これからの日本において、労働人口減に対する人的コストの削減や、ヴィーガンやアレルギーに対応した代替食の冷食、または飲み込むのが大変な場合などが想定される医療現場に向けてのメディカルケアフードのコーナなど、コロナ以降の展示会でしたので、非常に盛況でした。
ただし、当然ですが、アルコール消毒・小分けなどによる感染予防対策も完備されています。
業務用食品は前述したように、食品提供する為に掛かる人的コスト削減にも重要です。手造りにこだわってやっている業種の方もいらっしゃりますが、今後労働人口が減少するに連れて着実に一人当たりに掛かる負荷は必ず上がっていきます。
それだけでなく、様々な要因で世界各国同様に日本でも様々な商品においてインフレが続いています。如何にサービスの質の低下と、価格の上昇を抑えるか、減らせたコストを元に、新たなサービスを創造できるかは今後重要になっていきます。
また、コストだけではなく、様々な事故の防止においても、業務用食品については重要性があります。今回の展示会ではメーカーが奨める卵の加工品がありました。卵は価格の優等生と呼ばれていますが、どうしても各店で加工する際に、卵の殻などの異物が混入する恐れがあります。この様な加工品を使用することによって、コストだけでなく異物の混入を削減する目的もあります。
また、卵においては「アレルギー」の問題もあります。私が提供している保育施設さんでも様々なアレルギーの児童さんがいて、それに合わせて各園ごとに指定の食品があります。今回の展示会では、卵を使わない卵サラダ風という業務用食品もございました。
試食させていただいた感じでは普通の卵サラダと味・風味ともに遜色なく、卵不使用が信じられないくらいです。こういう商品を使えば、例え卵アレルギーの方がいても、その人だけ別メニューにするのではなく、みんな同じメニューを提案することも可能になり、更にアレルギーの危険性も下げることが可能になります。
また今回の展示会では1角だけしたが、メディカルケアフードのコーナーもありました。弊社でも一度、誤飲を防ぐ為の「とろみ材」のご注文をいただいたことがあり、これから需要が拡大していく可能性が高い食品分野だと思われます。
例えば、咀嚼困難な方に向けての、野菜や惣菜などをペースト状にした食品や、既にとろみをつけて冷凍してある食品の提案、また廃棄ロスを防ぐ為、冷凍で解凍すればおいしく召し上がれる冷凍パンなどが展示されていました。
今回の展示会を通して、直接現状すぐに使用するというのはありませんでしたが、弊社が普段お世話になっているメーカーの担当者さんとお話する機会もあり、また新たな商品を知ることができて、取引先に新たな提案する知識を増やすことが出来ました。
知識はいつ、どんな時に活かせるかはわかりませんので、今後も様々な展示会や勉強会などに参加して、より良いサービスを提供できるように研鑽していきます。
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