Categories: BLOG

物忘れする?食べる森林浴「みょうが(茗荷)」とは

物忘れをする???

 みょうが(茗荷)の名前は、その昔お釈迦様のお弟子さんに物忘れがすごい人がいらして、自分の名前すら忘れてしまうので、首から名前を書いた名荷(名札)を下げており、その方が亡くなった後、埋葬されたお墓から生えてきたので草冠を足して「茗荷」にしたという説があります。

 

 ただ、もちろん、それは俗説で、その様な事実はないのですが、その力を信じた経営が苦しい宿屋の主人夫婦が宿泊客が持っていた百両とい大金をみょうがの力で忘れさせてせしめてしまおうという落語「茗荷宿」という話もあるくらいです。

 

 

 他には、香りが良い芽の意味の「芽香(めか)」や、大陸から生姜と一緒に伝来した際に、香りの強い生姜は「兄香(せのか)」、優しい香りのみょうがは「妹香(めのか)」と呼ばれ、それが生姜とみょうがという言葉に変化していったという説がある。

 

 

 

食用と薬用

 東アジア原産で広く分布しているみょうが、よく「日本でしか食べられていない」みたいな話もありますが、当然ですが東南アジアや中国などでも食べられています。ただ中国では「漢方薬」として使われることの方が多かった様です。

 

 

茗荷のチカラで夏バテを吹き飛ばせ

 実際にみょうがには「食欲増進」や「消化促進」「血行改善」の効果がありますし、その爽やかな香りの成分である「αーピネン」は、森林浴などで体をリラックスさせたりする成分と同じ成分です。

 これから暑さで「夏バテ」しがちですから、みょうがの効力に寄って「忘れずに」乗り越えていきましょう。

 

 

城戸憲司

Recent Posts

This website uses cookies.